評価論（2013年度夏学期）
講義基礎情報
専門科目コード：03-121860
開講学科：社会基盤学科
場所：工学部１号館14号講義室
講義担当者：加藤浩徳
開講日時：火曜１限(8:40〜10:10)
講義のねらい
社会基盤の整備や運営は，社会にとって広く有益な効果を発揮する一方で，投資のためには多大な費用を必要とする．また，環境負荷や混雑などの外部効果を発生させることも多い．そのため，社会基盤の整備・運営から生じる各種効果を正しく把握し，プロジェクト実行の妥当性や優先順位を判断することは，限られた資源を有効に活用する上で必要不可欠である．そこで，本講義では，社会基盤に関わる公共投資を実行することが社会的に望ましいかどうかを評価する手法について，社会基盤のプランナー，エンジニアとして知っておくべき基礎的な知識や手法を学ぶ．
講義内容（4/12時点，当初予定より一部変更）
第1回(4/9) 公共政策の評価とは
第2回(4/16) プロジェクト評価の基本的考え方
第3回(4/23) 経済的厚生の測定概念1
第4回（4/30） 経済的厚生の測定概念2
第5回（5/14） 費用の計測
第6回（5/21） 費用便益分析1
第7回（5/28） 費用便益分析2
第8回（6/4） 費用便益分析の事例
第9回（6/11） 環境の便益評価1
第10回（6/18） 環境の便益評価2
第11回（6/25） 存在効果の評価
第12回（7/9） プロジェクト評価の課題
第13回（7/23） 期末試験
注：当初予定では，5/7にも講義を行う予定でしたが，この日は，月曜日の講義を行う日と大学で定められていることが判明しましたので，講義を行いません．
成績評価
出席はとらない．最終回に行う予定の期末試験により評価．
履修要件
社会基盤学科にて2年冬学期に提供される「基礎経済学」の履修を前提とする．
参考書
講義で配布する参考文献リストを参照のこと．
連絡先
当講義に関する質問等がある場合には，加藤浩徳准教授（kato@civil.t.u-tokyo.ac.jp）まで連絡すること．